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狭小住宅で最も採用されているビルトインガレージの種類とは?

ビルトインガレージには大きく分けて2種類あります。

一つがコンクリート構造物の家の基礎の一部として作られるもの、そしてもう一つが家の外壁の一部が車庫となるものです。

コンクリートのビルトインガレージは、コンクリート部分がをきちんと造られれば構造的に何の心配もありません。

ただ車庫から玄関までのアクセスも内階段を付けるなどのちょっとした工夫が必要です。

問題はその建築費用。

コンクリート構造物なので木造の場合に比べ少し割高です。

もう一つの家の外壁の一部が車庫となるビルトインガレージについてですが…

この構造は木造に多いのですが、基本的にはお勧めしません。

1階部分にできる開口部の空間が大きくなり、たくさんの耐力壁を必要とするからです。

いくら耐力壁で対応しても、どうしても構造的に弱い箇所が残ってしまいます。

そして意外と気になるのが車庫時の作業。

もし愛車にぶつけてしまうと、家本体にもぶつけてしまうことになるので、あまり気持ちのいいものではありませんよね。

敷地の関係上、外壁をビルトインガレージとする場合には、車庫部分の天井や外壁を汚れにくいものや、汚れが目立たないものにするといいですよ。

天井部分の照明や耐火構造、窓の位置にも制限があります。

ですから建築設計士にビルトインガレージの設計を十分検討させることが重要なのです。