狭小な敷地を最大限に生かすためには、まず、上下の縦方向スペースをよく理解すること。
上下空間は縦ってどんなスペースだと思いますか?
1階、2階、3階…の意味じゃありません。
実は、上が「屋上」、下は「地下」なんですよ。
つまり屋上と地下室の利用のこと。
屋上と地下という空間を有効活用するんです。
まず屋上は、3階の屋根を全部もしくは一部分を屋上の庭園にすることができます。
もちろん防水をしっかりさえすれば、何ら問題はありませんし、屋上庭園で家族みんなでバーベキューなどをすることも出来るんですよ。
次に地下室です。
地下室は建築基準上の制約はありますが、地上に出ている部分を1m以内に抑えるなどの、一定条件さえ満足していれば、合計面積の3分の1を延床面積から除くことができます。
意外と知られてませんが、これは結構便利です。
なぜかというと、延床面積に入らないということは、つまり容積率には入らないということで、わかりやすく表現すると、地下室スペースが「おまけ」スペースとなること。
そして用途もいろいろ考えられますよね。
寝室、書斎、納戸などの多目的用途として使えます。
これはとても便利なんですよ。
光や風を通す間取りにすれば、地下室空間を明るくすることも出来ます。