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狭小住宅をローコストで建てるには安全設計と経済設計のバランスが大事です

土地の広さが、10坪15坪しかないような場所に狭小住宅を建てる場合、土地の形状や立地、建物の形状によってその建築コストが大きく変わってきます。

土地の形状が変形地だったり、土地に高低差があったりすると、建物を建てる際に支障になりますよね。
これは一般的な一戸建てと同じです。
また、土地が市街地の中にあり、接道面が細かったりすると、重機や資材運搬ができません。
そうなると人力で建築資材を持っていく必要があります。
このように、

狭小住宅価格は土地形状や立地に大きく影響されます。


さらに、狭小住宅の建物構造によっても、建築コストに差が歴然と生じてくることをご存知でしょうか?
例えば、構造材には木造、鉄骨、鉄筋コンクリートがありますよね。
同じ間取りでも、この構造材の種類により価格は違ってきます。

この中で建築価格が一番安くなる構造材は、木造です。
逆に、価格が高くなってしまう構造材は鉄筋コンクリートです。

ただ、狭小住宅は3階建がほとんど。
構造材によっては、一階のみを鉄筋コンクリートにしてしっかりとした基礎を造り上げ、2階・3階は木造にする…
このように狭小住宅の価格を抑える工夫もありますが、金額的にローコストにするなら、木造が一番です。

そこで気になるのが、木造の安全設計です。
価格以外に、地震時の揺れや振動、メンテナンスのことを考えると、構造材が木造だとやっぱり不安だ…
そう考えている方々もいるでしょう。

木造でも適正な構造計算をもとに経済的な設計をして、コストを押さえ、さらに安全設計に結びつける手法もたくさんあります。但し、狭小住宅の間取りによっては無理なケースもありますが…
逆に、鉄骨構造でも経済性を重視して構築する事も可能なのです。

狭小住宅を建てる場合、おそらく普通の一戸建てとは違った諸条件がどうしても想像できます。
木造にすればローコストで建築できますが、単に構造イメージではなく、安全設計と経済設計のバランスが配慮されたプランニングが必要だと思います。