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採光を高めるために壁面を工夫する


次に狭小住宅の壁面についての工夫です。
オススメは居室の壁面全体の色をホワイトで統一することです。
床材も光の関係を考慮して、白身の強い木材などを使用することで、光が反射して狭小住宅の室内を明るく感じさせることができます。

壁と天井には通常のクロス貼りではなく、グロス塗装で仕上げることで、その室内はもっと明るくなります。
グロス塗装とは住宅、マンション、店舗などで使用される一般建築物の内外装塗のことです。
グロス入り塗装仕上げをすることで、限りある光をできるだけ室内へ取り込むことができます。
光を反射さることで、室内を明るく感じさせるという工夫です。

壁面全体の白色と、1階から2階、3階に続く階段を全て蹴上げの部分がないシースルー階段とすることで、光が建物全体に広がりやすくなり、かつ風も建物内部へ通りやすくなります。
狭小住宅の場合、2階はLDKで構成されている間取りが多く、しかも各部屋の間仕切りがないので、光も風も居室全体に行き渡ります。

このように狭小住宅では、通風と採光に工夫や考慮をすることで、狭い空間を広く使う・感じさせるということが可能となるわけです。
それと同時に、できるだけ間仕切らない空間とすることでもあるのです。