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狭小住宅の坪単価があまり参考にならない…その理由とは?


狭小住宅の価格…ってどの位なのでしょうか?

新聞チラシなどに掲載されている坪単価を、よく見かけることがあります。
でもこれ…あまり参考になりません。
通常の一戸建て住宅でさえも、坪単価はあまり参考にならないものなのですが、狭小住宅のチラシでよく見かける坪単価も、より一層に価格が反映されていないことをご存じですか?

その謎は、狭小住宅が狭小な敷地に建てられることにあります。

狭小住宅は都心部などの狭い土地に建てられるケースが多いですよね。
だから単純に、坪単価が割高になってしまうからです。

坪単価の安いハウスメーカーだと、30万円~などのうたい文句で広告を出しています。
でもこの坪単価は、ある一定の以上の面積の住宅を基準にして設定されているものです。
一定以上の面積というのは、たいてい40坪以上の住宅のことです。
敷地面積として、普通の一戸建て住宅レベルのような、広い面積を基準に設定されている場合が多いのです。

狭小住宅を建てる土地は、敷地が狭い土地がほとんど。
こう考えると、当然ながら坪単価としては割高になってしまいます。

また、狭小住宅の場合、敷地の形状に合わせて、建物形状も複雑になりがちです。
平面の形状が複雑になれば、坪単価が割高になってしまう…
これも当然です。

このことは実際の施工時にみてみるとよく分かります。
土地面積が広い方より狭い方が、建物の平面形状が簡単なものより複雑な方が、より一層に坪単価が高くなるのです。

このことは、ある程度、建築のことを知っていれば、わかることなのです。

さらに坪単価の算定として用いられる面積にも、実はカラクリがあります。
実は坪単価を算定する際に使用する建物の面積、この面積には明確な決まり事がないのです。