近年は自動車の保有台数が「一家に一台」から「一人一台」の時代です。
郊外の一戸建て住宅なら自分の敷地の中に駐車場がありますし、郊外のマンションでも駐車場はちゃんと確保されてますよね。
都心部に住んでいても、クルマはアクセサリーであってライフスタイルの一つです。
だからクルマを持ちたいという人も、都市部ではたくさんいるのです。
でも都市部だと、どうしても敷地が限られるますよね。
駐車スペースさえ確保が困難です。
そんな都心部で、近頃目立つのが家の中に駐車スペースを取り込む、いわゆるビルトインガレージ住宅が普及してきたということ。
一昔前までは、大きな開口のある家が必要であり、そのため家自体の耐震性が不安だったり、有名なハウスメーカなどしか建築できませんでした。
しかも狭小住宅でビルトインガレージを取り込むとなると、デザイン的な調和が難しい場合もあったのです。
でも、都市部の狭小住宅を建てる人たちもクルマを持ちたい、という要望が増えています。
地元工務店などの住宅企業も工法を改善・増強したり、デザイン性を重視したビルトインガレージを提案したり、工夫することで、その需要はますます高まっています。