15坪の狭小住宅をリフォームする場合、
「床の間スペース」はどのような空間にしますか?
床の間なんていらないよ…
という声が聞こえてきそうですね。
最近の家づくりでは、
床の間をつくるスペースがなかなかとれない、
これが現状ですよね。
そんな中、わずか15坪の小さな家のリフォームに、
床の間を設けたいと思うこと、
これは無茶だと思われるかもしれません。
でも、15坪の狭小地に建てる家の中心にも「床の間」
は造れるのです。
なぜ床の間を設けるのか…
それは、床の間という空間が生活に「美」という潤いを
もたらしてくれるからです。
何だか難しく聞こえそうですが…
狭小住宅というのは、とにかく小さいことがマイナス、
そういうイメージをどうしても持ってしまう。
これは仕方のなこと。
だから、狭小な敷地や住宅は、
生活の機能上無駄な空間を極力なくそうとします。
できるだけ広く間取りを取りれたり、
圧迫感を感じさせないように、空間を広く見せる工夫をします。
もちろんこれらは家づくりに基本的なことです。
決して悪いことではないのです。
でも、住む人の「感覚」や「美意識」に触れるもの…
そんな空間があると、家はもっと居心地のいいものになりますよ。
例えば玄関に入った時に、
キレイな花が花瓶に飾られていたとしますよね。
きっと、それを見た人は住む人たちの人柄の良さを想像します。
そして家に愛着を持つのではないでしょうか?
床の間や玄関に限らず、生活する空間に「美」をおくことも、
家づくりには大切なのです。