15坪程度の狭小な敷地に狭小住宅を建てる場合、狭小な敷地のために、三方の外壁が塞がれるケースが多い…。
その際に問題となるのが、光と風をどこで取り入れるか…ということです。
ただでさえ狭小な敷地です。
三階建ての狭小住宅でも、風を取り込むことはとても難しいんです。
そのような場合の解決策を1つ紹介します。
3階建ての狭小住宅の真ん中に外部吹抜けを設ける方法があることをご存知ですか?
実は、この吹き抜けという発想はごくごく単純なのです。
でも15坪程度の敷地に建てる狭小住宅の真ん中に、一体どれだけの外部吹き抜けを設けるのか?
そう思いますよね。
おそらく1坪にも満たないでしょう。
でも吹き抜けを設けることで、予想以上の光を取り入れることができます。
しかもその光は、日が落ちるまでずっと居住空間に入ってきます。
昼間の照明設備が必要がなくなるんです。
なぜか…
それは吹き抜け廻りの窓ガラスから、太陽光が反射し合い拡散するからなのです。
その光が1階の部屋まで続いて、うまい具合に光が抜けてくれる…
例えると狭い井戸のような外部吹き抜けの空間です。
この吹き抜けは空間は、15坪程度の間取りには欠かせない中心的なものになります。
さらに外部吹き抜けには、もう一つメリットがあります。
それは各部屋との「繋がり」…です。
どの場所からでも吹き抜けを覗けば他の部屋が見える…
狭小住宅の真ん中に外部吹き抜けを取り入れると、そんな繋がりのある間取り空間をも演出することが出来るのです。