狭小住宅の設計は、基本的に注文住宅によるオーダーメイドです。
ですから建築設計士による設計を依頼することが基本。
ではその設計ってどこにどうやって依頼すればいいのでしょう？
注文住宅の設計は、一般的に設計事務所でしてくれます。
でも知ってますか？
実は工務店も設計してくれることをご存知でしょうか？
工務店は施工だけでじゃなく、設計業務もおこなっているのです。
狭小住宅を設計事務所へ依頼する場合、その設計料はかなりの金額になるのでは…
そんなイメージがありますよね。
だから、設計事務所へ依頼するよりも工務店へ設計を依頼した方がいい…
設計料だけを考えると、そんな割安感の得られるイメージを持ってしまいます。
これは事実です。
理由は簡単。
やっぱり工務店ですから…
今までの施工経験（施工実績）がるので、ある程度自社でできる雛形的な図面（ノウハウ）を持っているからです。
その経験で設計を行うことができるということです。
ここが工務店の得意とするところなのです。
その他に、工事と一貫して設計ができるということがあります。
注文住宅で家を建てる場合の設計料割引としては、実はこのことが一番大きい魅力なのです。
では、設計事務所へ設計を依頼した際の設計料って一体どれくらいの相場なのでしょう？
一般的な注文住宅の設計料としては、建築費用の7％～10％と言われています。
設計事務所ではなく、設計と施工を工務店へ依頼する場合は、見積もりの諸経費の中にその設計費用が計上されることがほとんど。
だから、設計費用が一体どれくらいなのかあまりわかりません。
でも、設計事務所へ依頼するケースよりも安い…
このことだけは間違いありません。
一方で、設計事務所の魅力もたくさんあります。
一般的な設計事務所は、注文住宅の設計のみを業務としているスペシャリストたちの集団です。
だから設計内容が仕事の全てとなり、建て主の要望にきめ細かく対応してくれます。
また、予算や趣味、ライフスタイルなどにいたるまでを細かく検討し、注文住宅の設計を行ってくれるのです。
さらに、施工業者(工務店)と独立していますので、施工業者に対して「施主」の立場からプロとして助言や代弁もしてくれます。
この魅力は大きいと思いませんか？
特に狭小住宅を注文住宅で建てる場合は細かい検討が必要です。
建築設計事務所へ依頼すれば、そのようなところも細かく対応してくれるのでとても心強いですよ。