本当に快適な狭小住宅を建てるには、どうすればいいのでしょうか？
そこには、狭小敷地というデメリットを克服するためのオリジナルな設計が必要になります。
どういう設計かというと、敷地にあった家を建てるための工夫です。
そこで、狭小敷地の欠点を克服するための設計上の工夫といはどういうことかなのか、ご紹介します。
一つ目は中庭を作ることです。
狭い敷地にハウスメーカーや工務店の設計された総２階建てのプランをイメージしてみて下さい…。
そのまま配置してみると、窓を開けるとすぐそこに隣の外壁を見ながら生活せざるを得なくなってしまいますよね。
中途半端なスペースだと、ちょっとした庭木シンボルツリーさえ植えることも難しくなります。
そこで設けたいのが中庭です。
狭小敷地の家に中庭を設けることで、家に面して窓から光や風を取り入れやすくなる…
実はそんなメリットが中庭にはあります。
日中なら、照明なしでも狭小住宅の各部屋は明るくなります。
さらに、中庭は風通しがよくなります！！
窓さえ開けていれば、心地よい風が通り抜けていきますから、とても快適です。
理由は簡単です、
中庭には、わずかながら上昇気流が発生します。
太陽光に暖められた中庭から、小さな上昇気流が上がっていくんです。
この時に、周囲の建物の窓を開けておくと、空気が引きずられて風が上へと上昇するわけです。
京都や奈良などの町家などでは、中庭は昔から使われている間取りなのです。