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確認申請だけでは見抜けない木造三階建ての欠陥住宅


狭小住宅は狭くて限られた敷地を有効利用できたり、工夫して採光を取り入れることができる…
しかも3階建てなので眺望が臨める…

そんな理由から、木造三階建ての狭小住宅は今人気です。

でも、その一方で最近よく耳にするのが、木造3階建ての欠陥住宅のこと…

例えば、部屋の中を歩くと家中がガタガタと揺れたり…
家にいると乗り物酔いをしたような感覚に陥ったり…
そんな考えられないようなケースもあるのだとか。

なぜ、こんな欠陥住宅が生まれるようになったのでしょう。
普通なら、単に施工業者の手抜きなのでは…
そう考えてしまいがちですが、実際はそれだけではないようです。


確認申請という言葉をご存知でしょうか?
これから木造3階建ての狭小住宅を建てたいと思っている方々は、必ず役場に申請しなくてはいけない確認申請や建築確認といわれる申請のことです。

この確認申請とは、工事の着工前に「建築確認」を役所に提出して審査を受けなければいけません。

一戸建ての容積率はオーバーしていないかとか…
建ぺい率はオーバーしていないかとか…
斜線の関係はオーバーしていないかとか…
建物の防火の関係は大丈夫かなどなど…です。

つまり法律規制や地盤の状況などは確認しますが、肝心の耐久性や断熱性などはほとんど見られていません。

耐震性などは建築基準法上をクリアしているかどうかの審査だけです。
耐震性の高い低いの評価はしていないのが現実なのです。

このように、建築確認を提出したからと言って、なんでもかんでもチェックしているわけではないのです。

「確認申請しなきゃいけない」と知っていても、このような確認申請の中身を正しく知っている方はそう多くいません。
建築確認について、少し予備知識をもっておくこともおススメします。