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木造3階建て狭小住宅を建てる際の土地地盤の判断ポイントと注意点


狭小住宅を建てる土地地盤については、耐震性・耐久性を考えると地盤の事前調査はしっかりしましょう。
つまり、「基礎はしっかりと…」ということです。

一戸建て建物の建材の中で、地震、台風に対して対抗して、建物を支えているのは「筋交い」「耐力壁」といわれるのもの。

その部材が十分に力を発揮するためには、それを取り付ける金物、柱、梁、そして基礎がしっかりしている必要があります。

これらの部材は基本的に働きません。

ですから、基礎を特にしっかりとさせるということは、地盤をしっかりさせておくこと…ということです。
これが肝心です。

たとえ狭い敷地でも、一戸建ての狭小住宅を建てようとしている土地については、事前に地盤調査することをおすすめします。

ある一つの例ですが、木造3階建ての狭小住宅を構造設計する際に、付近の地盤調査データから判断して、ベタ基礎で大丈夫と考えられていた土地が、実際にはベタ基礎ではもたない…
そういうケースもあります。

周辺の地盤データだけでは、その土地の地盤状況は判断できません。
地盤というものは、「危険か完全か…」と把握するのがとても難しいものなのです。

地盤の調査方法には「スウェーデン式サウンディング試験」というのがありますが、費用はせいぜい5万円位から10万円程度です。

住宅保証機構では地盤調査が義務付けられていますし、掛け捨ての保険と考えても、地盤調査を行っておきたいものです。

地盤調査で土地状態が判りますし、建ててしまった後に問題が起こっては手の施しようもありません。

地盤と建物の基礎については、手間と費用を惜しまないようにしましょう。