狭小住宅の地盤調査は事前にしっかりと調査しましょう。
地震、台風などに抵抗して建物を支えてくれるのは「筋交い」「耐力壁」という部位ですが、それが十分に力を発揮するためには、それを取り付ける金物、柱、梁などはもちろんしっかりしていなければなりません。
でももっと大切なのは、その基礎(地盤)がしっかりしていないと狭小住宅全体がダメになってしまうということです。
特に基礎をしっかりと…
これが基本です。
狭小住宅の地盤については、事前に調査をすることをお勧めします。
通常の一戸建てに比べて、狭小住宅は大きくないので、地盤調査は必要ないと考えている人がいるようですが、そのようなことはありません。
住宅保証機構では地盤調査が義務付けられていますから、必ずやっておかなければならないものの一つなのです。
土地地盤の調査方法は、一般的に「スウェーデン式サウンディング試験」という方法を使って調査します。
調査費用は敷地の状況によって異なりますが、おおよそ5万円～10万円程度が目安です。
地盤調査をすれば、自分の土地の状態が判りますし、建ててしまった後では手の施しようがない…といった最悪の事態も避けることができます。
ただ、問題なのは施主としてどのような会社に地盤調査を依頼すればいいのか…
そして住宅会社ハウスメーカーに地盤改良工事を依頼すべきかどうかです。
地盤のことについては、住宅会社に地盤調査を依頼する義務はないと思います。
ですから地盤に不安があるような土地は、しっかりとした地元の地盤調査会社１社にボーリング調査を依頼して、データー上地盤改良が必要であれば、地盤改良工事会社数社から直接見積をとるといった方法のほうがメリットが大きいと思います。
予算的には15万円程度です。
どうして、ハウスメーカーなどの住宅会社を通さず地盤調査会社に依頼した方がいいのか…
それは、地元の地盤調査会社であれば、地域の地盤の状況はおおよそ把握しているというメリットがあるからです。
地元の地盤調査会社の方が、住宅会社よりも誰よりもその土地の事を知っています。
だからこそ安心なのです。
余計な費用がかさむ事がない、そんなメリットもあるますから…