狭小住宅という一戸建ては限られたスペースに建てられる住宅ですから、庭のスペースなんてとれない…
そんなイメージがあります。
これは、狭い敷地内に庭のようなゆとりのあるスペースなんて生まれるわけがない…
そう思ってしまうからです。
普通の30坪~40坪の一戸建てであれば、敷地スペース内にある程度の庭を造り出すことができますが、狭小住宅では無理だというイメージがあるからだと思います。
でも、狭小住宅の敷地内にも立派な庭づくりができます。
これは狭小住宅の家造りをする際の工夫の一つですが、狭小住宅で快適な生活を過ごすためのポイントでもあります。
狭小住宅で庭を設ける場合、コートハウスと呼ばれる方法がよく取り入れられます。
コートハウスとは、家の中心に小さな中庭を設けることです。
中庭のメリットは、風通しや光を狭い家の中に注がせる…
そういった住宅の環境面を重視して造られた空間のことです。
また、この中庭は狭い敷地内に設けるという単純な目的だけじゃありません。
狭小な家の中から空の広い空間を見渡せるというメリットも生まれます。
つまり、家の中からあえて空を見やすくすることで、空間が広く感じとれる…
そんな精神的なものへの配慮も考慮されています。
小さいとはいえ、狭小住宅に中庭を設けることは、かなり大きなメリットだと思います。
さらに、狭小住宅の屋上の形によっては、屋上庭園も設けられます。
狭小住宅は、屋上庭園に観葉植物といった緑を置くことで簡単に空や緑といった自然を気軽に触れられるという環境を造り出してくれます。
このように工夫一つで庭造りができてしまう狭小住宅って、とても魅力的だと思いませんか?