2×4工法についてご存じでしょうか?
2×4工法というのは 木材で組まれた枠組みに構造用合板を釘打ちし、このパネルを耐久壁として用いて家を建てる工法です。
2×4インチの木材を枠材として使用しているので、このような名称になっていますが、この工法の大きな特徴には、とにかく耐震性が高いことです。
壁面で支える箱形構造なので、耐震性に優れているのです。
こんな優れた耐震性能なので、3階建て住宅にはよく採用されています。
その他、断熱性能や気密性能を確保するのが比較的容易な工法でもあります。
冷暖房エネルギーのロスを減らすために必要なことって何だがご存じですか?
それは建物の隙間を減らすことです。
つまり気密性を上げてやればいいのです。
2×4工法は、モノコック工法といって壁と床が直接接合されていますから、構造体自体を断熱化し易く、そして気密化し安い…
だからこの工法は、建物自体がもともと優れた断熱性・気密性を兼ね備えているんですよ。
デメリットもあります。
それは、面で支える構造なので、大きな開口部やコーナー部分の開口部が取れないこと…。
増改築などの際に、どうしても撤去できる壁や撤去できない壁ができてしまうことです。
狭小住宅が建てられる土地って、変形している狭小な敷地が多いですよね。
限られた敷地で3階建ての狭小住宅を建てる場合、どうしても耐震性が高いことが重要な要素の一つになってきます。
ですから、耐震性の高い2×4工法にすることで、たとえ狭小住宅であっても、ひとつの間取り空間を広く活用しやすくなる…というわけなのです。