狭小住宅の快適空間をつくるためには、どのな工夫が必要なのかご存じですか?
それは敷地を最大限に生かすこと。
前にも記述したように、上下の縦方向スペースを有効活用することです。
そのためには、地下室と屋上の利用は絶対条件!
小さな敷地で建てる小さな家には、地下室の間取りをつくることがよくあります。
地下室は地上に出ている部分を1m以内におさめるなど、一定の条件を満たすことで、合計面積の3分の1までを計算上の延床面積から除くことができるから。
この分が容積率に入らないということです。
つまり、地下部分のスペースがおまけのスペースとなるわけです。
この空間は、寝室や書斎などのほかに、狭小住宅にとっては大切な納戸などの収納部屋に使えたりします。
さらに、施工方法によっては地下室に光や風を通すこともできますよ。
また屋上については、全部または一部分を屋上庭園にする…
なんてこともできます。
キチンと防水をしっかりすれば何の問題もありません。
狭小住宅の屋上庭園で家族みんなでバーベキューをすることも夢ではないのです。